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第3回:
歌で伝えよう、歌でつながろう
さあ夏休みだ!
カワサキ・ティーンズ・プロジェクトもいよいよ佳境にはいってきた。
【音楽篇】は、弾き語りコンサート「I STAND ALONE」にむけて、本格的に動き出したよ。
みんな歌は好きだよね。
ところで歌ってどこから生まれてくると思う?
歌うってことは、自分のココロのなかを外に向かって表明することだよね。自分の感じていること伝えたいこと、ずっと抱いていた思い、あこがれ…そういったいろいろをコトバにしてみる。でも、そのコトバをただ読んだり話したりするだけじゃ歌にはならない。
ココロからあふれるコトバを、誰に伝えたい?どんなふうにしたらうまく伝わるだろう。
精一杯の感情を込めて、自分の伝えたいことを声に出して表現するうちに、自然とリズムが生まれ、メロディが生まれてくる。
そしてはじめてコトバは歌になるんだ。
ずうっと昔からヒトは歌をうたってきた。
いちばん最初の歌は、神さまや精霊たちに向かって自分たちの願いや気持ちを伝えるために生まれたって知ってた?
古代の人たちは、きびしい自然のなかで生きていくために、ありとあらゆることを神々に祈った。歌って、目に見えない神霊たちとコミュニケーションを取るために編み出された手段だった。
だから、歌にはものすごいパワーがそなわっているんだ。
それから時代は進んでいったけど、人々の暮らしのなかにはいつも歌があふれていた。季節の移り変わりや、実りのよろこびを歌い、つらい仕事もみんなで歌をうたってのりきった。そしてもちろん、若い男女は愛の歌をうたいあって、心の絆を深めていった。
いま現在に生きている私たちだって、歌の持つ力って感じられるし、信じられるよね。
弾き語りコンサートに応募した人、応募しようかなって思っている人、たくさんいるといいな。人前で歌うのってちょっと勇気がいるよね。しかもそれが自分のオリジナルだなんて、なんだかドキドキしちゃうね。でも、一歩踏み出して、「あなたの歌」をみんなに聴かせてください。普段の自分だったら照れちゃうようなコトバも、メロディーのなかでなら口にしやすいし、聞く方だってすんなり聞けるよね。いろいろ試行錯誤をくりかえして、自分がいちばん納得できる、「うん、これこれ!」って思うやりかたをさがしてみて。
歌う側(送り手)と聞く側(受け手)が一つの歌でつながって響きあって、みんながいろんなものを共有する。きっと、9月6日のコンサートはそんな場になるはずだよ。
学芸員 高橋典子
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